MRI画像(当院撮影)
左の写真では脳梗塞の部分が白くなっています。これは脳梗塞ができてから短時間(およそ数日)であるということです。
また、違う方法で撮影された右の写真でも同じ部分に脳梗塞の所見があります。
診察結果
脳梗塞の急性期でした。脳梗塞の急性期には悪化する可能性があり、入院しての治療、リハビリテーションが必要と考えられ、患者さんご本人、ご家族と相談させていただき、二次救急の病院へ救急車で搬送させていただきました。
所感
写真の左はディフュージョンといい、発生して早い時期の脳梗塞が白く写ります。
写真から推測される脳梗塞の発生時期と症状の発生時期が一致しており、この脳梗塞が症状の原因と考えて良いと思います。
はっきりと麻痺が自覚できないふらつき、めまいでも数時間以上続く場合や、たびたび起こる場合などはMRIなどで確認することが
必要だと思われました。